清水港の富士山ビュー 日の出イベント広場から
清水港は、住む、働く、訪れる人々に様々な場所からのロケーションで富士山ビュー(眺望)を堪能いただけるように心掛けてまいりました。その一番のスポットが、1999年清水港開港100周年に市民に開放された(それまでは物流・製造などの工業空間に特化)の日の出地区になり、年間450万人が集客するエスパルスドリームプラザ、観覧車ドリームスカイ、マリンパークの清水ウオータフロント空間からの富士山ビューになります。
このイベント広場は、ロックフェスティバル、フラワーショー、フリーマーケット、砂を運んでビーチバレー等々様々なイベントが開催されています。この2本の照明柱により風景が切り取られ、富士山を主題にした絵画作品としてみることができ、海、防潮提に花崗岩をはり景色を壊さないようにした配慮したりしながら、特に興津、新興津ふ頭のクレーン群は、富士山の冠雪と調和したホワイトとアクアブルーで配色デザインです。
クリスマスイベント富士山ビュー
日の出地区が市民に開放されるまでの取組みをひとつ紹介します。整備されたイベント広場で学生達の手づくりによりクリスマスイベントを開催しました。なんといっても冬の夜でもコートに身を包めば外に出られるのは温暖な静岡の特権でしょう。地元幼稚園や港湾関連企業の皆様の協力を得てクリスマスツリーにペーブメントを飾って頂き集結。手分けして赤白バナーをミシン掛けし、リースも手作り。中央のクリスマスツリーは7mの鉄骨を組み、ホワイトネットを貼りポインセチアをあしらいトップの星も段ボールで工作したもの。そして一夜限りのクリスマスショーも開催!!学生達がクリスマスソングに合わせ、タイムテーブルを持ちストップウオッチで計りながらの8つのコンセントの電源をぬいたり、さしたり手動で点灯させ、来場者を驚かせ、感激させたこと。皆で試行錯誤しながら夢中で取組んだことが今の賑わいに繋がりましたね。
清水港の新年風景には、冠雪した富士山の風景を願いながら
ことしは、静岡には年末前に雨が降りその後は晴天続き。そのせいで、この冬の時期に冠雪富士山を見ることができません。30年間において、初めての出来事ではないでしょうか。 自然景観と港湾景観の調和をもとめ続けた美しい清水港づくりに大きな役割を占めた冬の冠雪富士の凛とした気高さを象徴した雪の「白」は清水港を象徴する風景になくてはならない色、例年より2日早く初冠雪を迎えた9月28日。しかし、その後はほとんど見ることができません。
年末の新たな年の幕開けの風景には冠雪富士の存在を願いたいと思います。