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「清水港・みなと色彩計画」は、令和3年度都市景観大賞 大賞(国土交通大臣賞)を受賞しました。

「清水港・みなと色彩計画」は、令和3年度都市景観大賞「景観まちづくり活動・教育部門」で大賞(国土交通大臣賞)を受賞しました。

この賞の設立は、平成3年。平成23年度からは、平成22年度までの「美しいまちなみ賞」にかえて、公共的空間と建物等が一体となって良質で優れた都市景観が形成され、市民に十分に活用されている地区を対象にした「都市空間部門」と、地域に関わる人々が景観に関心をもち、自らの課題として捉え、その解決に向けて活動できるよう意識啓発、知識の普及、景観制度を活用した取組等による活動を対象にした「景観まちづくり活動・教育発部門」の2つの部門で表彰が実施されています。

 

平成3年の景観形成は、都市計画区域のみに適用されました。平成16年景観法制定により、美しい国、まちづくりのために都市計画区域のみならず、森林、河川、港湾区域など国土全体が対象になりました。

基本理念は、良好な景観は、現在及び将来における国民共有の資産であること。地域の自然、歴史、文化等と人々の生活、経済活動の調和により形成されること。地域の個性を伸ばすよう多様な景観形成が図られること。住民、事業者及び地方公共団体の協働により進められなければならないこと。良好な景観は保全のみならず新たな創出すること。が掲げられています。

この景観法制定の際には、国土交通省の関係する各局からの事例発表が行われ、港湾局長プレゼンにより「清水港・みなと色彩計画」の取組が紹介されています。よってこの色彩計画は、景観法制定に一役を担っているともいえます。

物流・製造に特化した港湾経済活動と共に「色彩計画」を通じ、清水港らしさの景観づくりを目指し、数々の地域課題を総力挙げ乗り越え、臨港地区と都市計画区域を景観でつなぎ美しいみなとまちづくりを目指してまいりました。

この度の都市景観大賞「景観まちづくり活動・教育部門」賞は、都市景観景観まちづくりまちづくり活動教育部門 の4つのフレーズにくくられるこの賞を受賞できたことは、地域挙げての大きな喜びになります。

そして、その審査評価基準は、⓵継続的に行われていること②地域との関わりや連携が取れていること⓷実施方法や内容の工夫など独自性があること④双方向性、対話性があること⑤活動成果の顕著な効果の発現やその発現が期待できること。です。

 

計画初期は、「自らの地域は自らの力で」を合言葉にし、立地事業者の主体性を重んじた費用がからず、実効性のある仕組みづくりからのスタートでした。それから30年。2021年本年は、共創による美しいみなとづくり30th Anniversary の年を迎えます。